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「新・大阪学事始」カテゴリーアーカイブ
「新・大阪学事始」プレ講演会で3月19日、木津川計さんに語っていただきます。
がめつい都市か含羞都市か
-都市格と文化のかかわりー
「がめつい都市から含羞都市へ」は『上方芸能』が一筋に追究し、掲げてきた目標でした。大阪はいま二つの困難を抱えています。都市力(経済力)の衰弱と都市格(文化力)の低下です。
大企業が東京へ流出するだけではありません。人材も流出し、只今の大阪はかつてない人材払底都市になっているのです。名立たる文化人、芸術家がいなくなってしまったのです。司馬遼太郎没して二十二年、大阪文化の灯は消えたままです。
いままたカジノのテラ銭で大阪経済を立て直そうとする天下の愚策を前にして「含羞都市へ」は極めて重要な課題になってきました。
木津川計さん(元雑誌「上方芸能」発行人、立命館大学名誉教授)
3月19日(月)「がめつい都市か含羞都市か-都市格と文化のかかわりー」
時間は18:30~20:00
会場、上田安子服飾専門学校本館(大阪市北区芝田2丁目5-8=JR大阪駅、
阪急梅田駅茶屋町口徒歩5分)。
定員60人、参加費1000円(資料代など)
「新・大阪学事始」のプレ講演会で、池永寛明・大阪ガスエネルギー文化研究所長に語っていただきます。3月26日
「新・大阪学事始」のプレ講演会で、池永寛明・大阪ガスエネルギー文化研究所長に語っていただきます。3月26日
新・大阪学事始の6月開催「大阪の文学」編の概要が決まりました。
大阪からみた「大阪の近代文学」
講師は大阪文学振興会 総務委員 高橋 俊郎(タカハシ トシロウ)
(概要)
西鶴や近松の昔から大坂は文芸の発信地だった。近代以降、文壇・詩壇
は首都東京中心になった様相だが、かつて織田作之助は「自分の小説修行
は大阪勉強である」と言い切った。その意味を、「大阪であること」を出
発点にして、「大阪なるもの」にこだわった小説家や詩人たちの中に探っ
てみたい。
5日 大阪からはじまった読み物の潮流
~新聞小説から出た宇田川文海・渡辺霞亭らの先進性~
12日 大阪で生れたから生れた小説や詩
~百田宗次・梶井基次郎・三好達治そして小野十三郎ら~
19日 大阪を離れなかった訳
~藤澤桓夫・織田作之助・司馬遼太郎・田辺聖子そして長谷川幸延ら~
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