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学長からメッセージ

学長からメッセージ

大阪自由大学の新学長に倉光弘己氏
大阪自由大学総会が2014年7月14日開かれ、新学長(第2代)に倉光弘己氏が選任されました。

倉光サロン

 

倉光弘己顔01
倉光新学長の略歴
・ 1935(S10) 鳥取市生まれ
・ 1958(S33) 京都大学法学部卒。大阪ガス入社
・ 1977(S52) 新分野開発室部長補佐、
・ 1984(S59) エネルギー・文化研究所長
・ 1994(H06) 大阪ガス退社。神戸大学教授
・ 1998(H10) 神戸大学退職。芦屋大学教授
・ 2005(H17)~08(H20) 芦屋大学学長
・ 2008(H20) (学)芦屋学園理事・芦屋大学教授(現在に至る)

このほか、某幼稚園理事長。某社社外取締役。某病院倫理委員。生命科学振興会常務理事。北海道植物情報物質研究センター顧問。留学生を日本で就職させる運動などをされています。
(写真、経歴は芦屋学園ホームページから)

参考記事
大阪に呼ばれている私
<学長からのメッセージ>

大阪自由大学 学長 倉光弘己

このたび、初代学長の木津川計先生の後を継いで、大阪自由大学の学長に就きました。大阪ガスで34年余働き、4年間神戸大学で教授職を務め、芦屋大学に移り現在も教授を務めています。専門は経営学・マーケティングです。
私は鳥取市生まれで高校までそこで過ごし、4年間京都で学生生活を過ごした後、大阪に出てきました。50年以上働いていますが、不思議なことにその大半は大阪であり、梅田なのです。いわば大阪に取りつかれているのです。今度も大阪自由大学という「大阪」が私を呼びに来たというのが実感です。
近いうちに『学長の生活文化講座』を始めたいと思っています。私たちの年代の者は、雨に濡れたからといって、知人の下着を借りて身に付けると、何かしっくりしません。洗濯済みのものであってもです。逆に友だちに貸した下着が洗濯して返されても、なにかそれを身に付ける気になりません。だからマナーでは「下着を借りたら、新品を返す」ことになっています。
でもそんなことに頓着しない今の若者には、そんなルールが逆に不思議なことになっています。世代間の変化が激しいのが日本の現状です。トイレ履きがなくなり、茶碗布巾も下着と一緒に洗濯機に放り込まれます。台所の流し台で赤ん坊のおしめを洗う若いお母さんまで出てきます。こんな問題から、元旦は神社に初詣で、お盆はお寺参り、結婚式は教会と使い分ける日本人の宗教観も考えてみましょう。
国際化時代と言われる現代に、変わり行く私たちの生活文化を見つめなおし、日本人である私たちの生き方について、ご一緒に話し合ってみたいと願っています。いろんな疑問を持ち込んでくださるように、お願いいたします。ともに語り合いましょう。

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人はみな文化人であってこそ
初代学長 木津川 計
木津川計02
中内功さんは風雲児的スーパー王だったが文化人とは言い難かった。が、佐治敬三さん(元サントリー社長)はユニークな経済人にして文化人だった。
いったい文化人とはどういう人物を指すのだろう。広辞苑は次のように説明する。
<文化人>知的教養のある人。多く社会的活動にかかわる学者・芸術家などにいう。
この説明に照らせば、中内功さんは時代に先駆ける商才に恵まれたが、この人から「知的教養」はうかがえなかった。しかし、開高健、山口瞳、柳原良平らを宣伝部で育てた佐治敬三さんには芸術を解する「知的教養」の雰囲気があった。
が、佐治敬三さんは文化人の範疇に含め得る稀な人物であって、人がみな”洋酒天国”の国造りに成功できる訳もない。
普通、文化人とは広辞苑のいう如く、「多く社会的活動にかかわる」ということは、かかわる故に著名な「学者・芸術家」でなければならないのだ。
となると、非常に困ったことになる。というのも私は、人はみな文化人でなければならず、文化人にならねばならない、と考えてきたからだ。
「お前は、生涯約束された非文化人だ」と断言されて喜ぶ人は少なかろう。しかし、広辞苑の規定では、著名な学者か芸術家でしか文化人ではない。
すると、大阪自由大学に賛同し、参加する人のほとんどは私も含めて文化人ではなく、一生なれる見通しもない。こんなバカは話があろうか。
文化人への門戸を狭くしたり、閉ざした広辞苑のかかる文化人観は間違っているのである。
人がみな文化人であり、文化人になれるためにはどうすればいいのだろう。文化人の規定を次のように改めるのだ。
<文化人>一流の見識・技芸を持った人をいう。
すると、広辞苑の「多く社会的活動にかかわる学者・芸術家」をどう呼べばいいか。<専門家>ということばはそんな人のためにあるのだ。
文化人と専門家を区別するのである。区別しても排斥し合うものではない。専門家であって一流の見識・技芸を持った人は文化人でもあり、文化人であって専門的領域で秀でた人は専門家と目すのである。
私は、市民の多くが「一流の見識・技芸を持った人」でなければならないと、ずーっと思ってきた。そんな多くの文化人が大阪に生まれるとき、この都市は歪められ、貶められた大阪観を返上することができる。大阪自由大学はそのために誕生した、と私は勝手に思っているのである。(雑誌「上方芸能」発行人)

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